本記事は、本サイトのプレミアムデータをご利用いただく際にとくに出やすい10の質問を、平易な言葉でまとめたFAQです。数値のつくり方、バッジの意味、扱っていない領域、そして運営者について取り上げています。
ここに載っていない質問があれば、お問い合わせページからお知らせください。追記します。
1. なぜダッシュボードのプレミアムが、私がブローカーで計算した値と食い違うことがあるのですか?
よくある理由は二つあります。
まず、日中スナップショットではなく、その日の取引所決済価格を使っています。
ブローカーの日中ライブ気配値を見れば、当然違う数字になります。
次に、同じ上流応答とセットで取得した為替レートを使い、トロイオンスあたりの米ドル価格に正規化しています。
ブローカーが別の時点のレートを使っていれば、それだけでも小さな差が生まれます。
差が1ポイント以上ある場合はメールでお知らせください。多くの場合、こちらで直したいデータパイプラインの問題です。
2. 掲載しているSGEプレミアムは本物ですか?
SGEカードに 市場 バッジが表示されているとき: はい。上海金取引所の公開気配値エンドポイントからSGE Au9999とAg(T+D)の価格を直接取得し、トロイオンスあたりの米ドル価格(USD/oz)に変換したうえで、その日のUSDスポット基準価と比較した値です。
カードに 推定 バッジが表示されているとき: いいえ。その日はSGE実測データの取得に失敗しており、COMEXベンチマークと現在の人民元レートから導いた代替値です。この状態のプレミアムは機械的にゼロに近く、当サイトでは過去のチャート、プレミアム順位、季節パターンの集計から意図的に除外しています。SGEプレミアムとして扱わないでください。
SGEが週末に返すセンチネル値(無効を示すシグナル、通常は-2.0)は取り除き、直前の有効な値をそのまま表示します。
検証したい場合は、方法論ページに正確なエンドポイントと処理手順が載っています。
3. なぜ韓国取引所(KRX)や東京商品取引所(JPX)を扱わないのですか?
試しました。ただ、いずれのデータソースも公開に耐えるだけの信頼性がありませんでした。
KRXの公共データポータルは形式が一貫せず、T+1の遅延のせいで市場間の比較もしにくくなります。
JPXのCSV形式は、パイプラインを組んでいる最中に2回も変わりました。
当サイトでは「数値に異議が出たときに、公式資料を根拠として書面で説明できるか」を採用基準としています。
どちらもそこには届きませんでした。
基礎データの状況が変われば、改めて検討するかもしれません。
4. データを商用利用してもよいですか?
個人利用、非商業的な研究、教育目的の参照であれば問題ありません。
自分のデータフィードとして再配布したり、商業製品に組み込んだりする場合は、書面での許可が必要です。
具体的な用途をご連絡ください。
小規模な利用であればたいてい「はい」と答えますが、データ再販事業のように見える場合は「いいえ」となります。
5. カードの「次回更新」時刻が特定の時間になっているのはなぜですか?
データ更新はUTC 00:00に1日1回、Vercel上の定期実行処理として動きます。
「次回更新」は、現在のデータのタイムスタンプの次に来るUTCの真夜中として計算されます。
この時刻は決定的で、クライアント時間には依存しません。
ライブの日中気配値が必要であれば、取引所のフィードを直接ご利用ください。
当サイトが提供するのは市場間のプレミアム比較であり、リアルタイムの取引データではありません。
6. 市場カードのひとつが「実測」ではなく「推定」と表示されるのはなぜですか?
「推定」バッジは、直近の定期更新でその市場の実データを取得できなかったことを意味します。
そのため、COMEXベンチマークと現在の為替レートから価格を派生させています。
カードが消えないようにするためのフォールバックです。
この場合のプレミアム計算は現地の実需要を反映しておらず、機械的な値です。
だからこそ明確に印を付けます。推定値は過去のチャート、プレミアム順位、季節パターンの集計にも含めないので、あとから「実測」データとして保存されることはありません。
実データが戻れば、バッジは自動的に「実測」へ戻ります。
7. プレミアムの数字は季節調整されていますか?
いいえ。日次の決済プレミアムを、そのまま表示しています。
季節調整をするには特定の分解モデルを選ぶ必要があります。
ただ、金のように需要成分が入り混じった系列については、どのモデルが適切かで合理的な人同士でも意見が分かれます。
生の系列を見せて読者に季節性を判断してもらう方が、特定のモデリング上の選択を数値に埋め込むよりも誠実だと考えています。
seasonal-patternsの記事では、調整を加えないまま観察されるパターンを議論しています。
8. 価格アラートメールは提供していますか?
現時点ではありません。やることリストには入っています。
ご自身で作りたい場合は、/api/premium のAPIエンドポイントが現在の市場間の状況をJSONで返します。
常識的な頻度のポーリングであれば、呼び出し制限はかけていません。
スキーマは方法論ページに記載しています。
9. 掲載しているLBMA値が、LBMAサイトのLBMAフィックスと違うのはなぜですか?
LBMAフィックスは1日2回の時点参照値で、こちらが表示しているのは連続的なロンドンOTCスポット気配値です。
オークション時刻には一致し、オークション間では乖離します。
ETF NAVの計算や中央銀行の決済のように、用途上どうしてもフィックスが必要な場合は、ICE Benchmark Administrationが公表している参照値を直接取得してください。
市場間の比較が目的であれば、他の取引所も連続的に動いているため、スポットの方が有用です。
10. このサイトは誰が運営していますか?
一人の運営者が管理する個人リサーチプロジェクトで、個人名ではなく「GoldSilver Tracker」というサイト名で公開しています。
登録された投資会社でも、ブローカーでも、報道機関でもありません。
営業活動は行わず、読者に関する情報を売ることもなく、扱っているどの取引所とも提携関係はありません。
運用モデルとその選択理由の詳細は、Aboutページにまとめています。
ここでカバーできていない質問があれば、連絡ページにメールアドレスがあります。
単純な質問であれば営業日内に、データを深く追う必要のあるものは1週間以内に返信するよう努めています。
参考資料
機関名およびページタイトルは 2026 年 9 月時点のものです。